ちょっと真面目に

昔聞いた話


とても信仰心の深い男の人が

毎日きちんとお祈りをして

真面目に働き、良い行いを心掛けていました


その全てが実って

神様からお褒め頂き

窮地の時には必ずや助けに行くとのお約束も頂きました


その翌年、彼の街は洪水に襲われます

彼は濁流にのまれながらも立ち木に捕まり救助を待ちます

神様が必ず助けに来ると...


そこに遭難者を探す救助の船がやって来ます

助けようとする救助隊を彼は断ります

「大丈夫、神様が助けに来て下さるから」と


時間を置いて

更に他の救助隊の手も伸びます

しかし、彼は断ります

「大丈夫、神様が来て下さるから」


三艘目の船を見送った時彼は力尽きて流されます

そして残念なことに亡くなってしまうのです


亡くなった後彼は神様に

「ひどいじゃないですか、助けに行くと約束をして下さったのに」

と言うと

「何を言うか、私は三艘もの船を手向けたじゃないか」


というお話

なぜこの話を思い出したのかは

不明...(^^;)

0コメント

  • 1000 / 1000