神様に私達の歩みをほめて頂きました

現世の生は苦輪の海を泳ぐ様に似て

天道は雲間に隠れて見えません

動けど、もがけど変わらぬ大海雲海に望みは絶たれたと

諦観するは世の常です

留まれど波は立ち

動かずにいたなら追い風もまた逆風となるでしょう

動かす足は疲弊に叫び心は軋み

いっそこのまま海の藻屑となったならと

心に影が差し込むこともあったでしょう

それでもなお

あなたは泳ぎ続けました

小さな喜びに目を向け

小さな変化に気を配り

心は諦めたくとも魂で歩みを続けられた

行く先にのみ未来があると知ればこそ

希望を信じようとしたその心を私たちは決して見捨てたりはしません

雲の向こうには衆生を照らす天道があり

行き交う波が一つとして同じものではないことをあなたは識(し)っています

逆風あれど背を押す風もあると識り

大海の波もまた時に自らを助けたるものと識る心は悟(さと)りの心です

自覚はないかもしれませんが

あなたの善なる心が多くの魂に「救い」を与えたことを私は識っています

そうして救われた魂は今もあなたに感謝の念を絶やさずにいることも識っています

その徳は報われるべきもの

その行いは光指すものです

これまでの歩みを誇り、己が財産となさい

否定すべきものは一つとしてなく

自愛をもって己が人生に感謝を忘れずにいてください

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