変容の時
2020年は変容の時。
もう何年も前から囁かれていたよね。
どんな風に変わるの?
どうやって世界中を変えて行くの?
疑問はたっぷりあった。
そして
疑問は晴れぬままに
2020年の扉が開いた。
程なくして
新型コロナウイルス感染が話題に上がる様になった。
ん?
肺炎?
当初そんな感じにしか受け取らなかった私も
じわじわと広がり
気が付くと世界中を巻き込む勢いになって行った現実に
これのこと?
という感覚が頭をもたげた。
最初は対岸の火事的な感覚だったものの
サロンの来客は目に見えて減って行き
先行きが不安になった。
不安ながらも
まだ具体的に危険を感じるほどではなかった時期に
あるお客様が
「もう良くなったのですが先日急に味を感じなくなっちゃって...」
という話をされた
「味が分からないって結構ストレスで
満腹感も得られず一杯食べちゃうんですよ (*'▽')」
って教えてくれた。
施術の中では
顎の硬さが妙に気になった。
そして
程なくして
コロナの症状に味覚障害があることを知った。
風船カズラが実を付けた。(*^^)v
元々施術者である私は
経営者失格で
営業利益に拘れていなくて
施術の目的が素早く治すということ。
通ってもらうことは
喜びでは無かった。
目指す所は
ドクターコトーと言い含めていた。
おかげで長年の苦痛が楽になったと
お客様から自家製のお菓子やパン
実家から送られて来たという農産物は
笑っちゃうほど頂いた。
それでも定石どおりに
集客のポータルサイトも使ってたので
押して知るべし
楽な経営では無かった。
おまけに
長年にわたって次々に起るプライベートのアクシデントに
私の蓄えは底をついていた。
感染の危険も経営の危機も
私にニートの道を選ばせた。
でもね
これは全て宇宙の采配と感じてる。
「サロン廃業」というキーワードは
一瞬の閃きでやって来た。
ホントに青天霹靂。
一瞬の閃きの前は
止める事なんて全く考えていなかったもの。
アリアナが好き。
これぞ天職と思ってやって来てたし
こんなに突然断ち切る運命にあると思っていなかった。
何が何だかわからないまま
終りの段取りをして
たった一人の作業で
あっという間にサロンの撤収もして
跡形もなく自らも姿を消した。
変容の時
元に戻すことを望めば辛く苦しい道は続く。
波に身を任せて変わって行く選択をすれば
愛に溢れた世界に到達する。
そんな言葉が頭の片隅にあって
流れに身を任せようと思った気がする。
お陰で今は身動き取れず。
それってね
蝶が飛び立つ前のさなぎの状態みたい。
蝶は幼虫から成虫になる時
さなぎの中はドロドロに溶けているんだそうな。
全く形を変えるってことだもんね。
空を飛びたい私は
ドロドロに溶けて蝶になるという方法を選んだ。
蝶になって飛び立つ日を夢見て
辛い現状を一歩ずつ進む。
大丈夫
一人じゃないもの。
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